第47章 南雲玲奈がこんな人脈を持っているはずがない?

南雲玲奈も少し意外そうに目を瞬かせたが、すぐに微笑みを添えて歩み寄る。

「今村さん、お退院なさったんですか?」

今村爺さんは穏やかな笑みを浮かべ、こくりとうなずいた。

「ああ。今朝な。ほんとは君たちに挨拶して帰るつもりだったんだが、君も藤井家のガキも忙しそうでな。……ちょうど今夜ここに来ると聞いて、わざわざ会いに来た」

南雲玲奈は小さくうなずき、気遣うように問いかける。

「足の具合はどうです? まだ痛みますか?」

この数日は軍管区敷地にかかりきりで、見舞いにも行けなかった。医者としての癖で、つい矢継ぎ早になる。

今村爺さんは正直に答えた。

「痛くない。君の薬がよく効いてる。日...

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